10月12日(土)~14日(月)までJTOC4年次の「慢性疾患に対する対処法」の授業を受けてきた。
講師はアメリカからMichael Kuchera (マイケル・クチェラ)D.O.
クチェラ先生はマリアン大学カレッジ・オブ・オステオパシックメディスンOMM学部教授でありアメリカオステオパシー学会 国際学会会長 という素晴らしい肩書の先生。
クチェラ先生の講義はJTOC3年次の「運動機能障害」の授業を受けてから2回目。
今回授業では慢性疾患に対してどのようなオステオパシーアプローチがあるかかなり詳しく教えていただいた。
主に心疾患・慢性呼吸器疾患・癌・糖尿病・関節炎について。
実技ではどのようにして身体を診ていくか、私たちの前で見せてくれた。
脊椎レベルの問題から体の前面に出る反射ポイントへ繋げ、そこからさらに内臓の問題へと考察を進める。
一見、背部の骨の問題に見える症状でも解剖学・生理学の知識をもとに、自律神経と内臓との関係から、繊細な触診技術を使って体をスキャンする。
そこから頭蓋の治療に繋げたり、内臓の治療に繋げたり、本当にすごい授業だった。
特に慢性呼吸器疾患や脳の障害に対する一連の技術は非常に合理的な考えで納得できるものだった。
今まで理学療法で習った考え方とは何もかもが違う。
解剖学と生理学に則っており、長い臨床研究が背景にある非常に歴史の長い方法だと感じた。
日本にいながら、このような本場アメリカのオステオパシードクターに実際に講義していただき、歴史ある技術を学べることを心から幸せに思う。
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