思い出の基礎訓練コースの初日、緊張しながら神戸のりりぱっとハウスのJOPAセミナールームに行った。
今後ここに何回足を運ぶことになるか。
JTOCの授業もここで行われるため、もう何回通ったかわからない。
基礎訓練コース1日目。講師はJOPA認定講師であり、からだ治療院 オステオパシーいざなぎ の院長である東山(とうやま)先生。
(今では何度もJOPAのセミナーを受けたけど東山先生の授業が一番聞きやすく、わかりやすい。)
初めての本格的なオステオパシーのセミナー。
はじめに全6回ともにする受講生1人1人自己紹介することに。
みなさんの自己紹介を聞いていると、自分と同じく理学療法士の人もいれば、柔道整復師、鍼灸師、マッサージ、リラクゼーション、無資格、など様々な人たちがいる。
いくつかのJOPAのセミナーを受けている人がほとんどで、自分のような「オステオパシーの世界へ」のセミナーしか受けていない人はいなかったような気がする。
このセミナーで自分がいかに解剖学を知らないか、膜組織が重要か、背骨の触診が出来ないか、1次呼吸というものの存在を知らないか、など本当にたくさん思い知らされました。
当時理学療法士7年目だということを恥ずかしくて言えないくらい、まったくの無知でした。
人の体を触診する上で必要不可欠な「層触診」についてもこのセミナーで習いました。
1次呼吸について知ったときは本当に衝撃で、人間の身体にこんな動きがあるなんて全く知りませんでした。
下村会長の講義で「動きを感じろ」と言ってたのはこの1次呼吸の動きのことだったのか・・・
今思うとこの1次呼吸の微細な動き。
自然治癒力を評価したり、頭蓋の施術をするときに非常に重要なもの。
今では当たり前のように感じている。
このセミナーを受けて良かった。
もしオステオパシーを学ばなければ、一生知らないままだったかもしれない。
今までこんな重要なことも知らずに人の体をみていたのか。
理学療法では先が見えないと思っていた。
オステオパシーがそのはるか先を見せてくれる気がした。
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